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協働 ☓ 環境教育 = 森カフェ
「 森カフェ」=「協働 」☓「 環境教育」
森カフェは、西目屋村の「わらはんどの森(通称:わら森)」にて四季折々の野遊びや野外活動、自然観察などで遊びます。子どもは、普段できない焚き火や包丁を使ったアウトドアキッチンにも挑戦します。大人は森林を整える活動や子ども達の育ちを見守り、持続可能な暮らしについて学びます。通年で実施している全世代を対象とした野遊びと環境、協働について考え、行動する「ネットワーク」です。
#1 「森カフェ」の思い…
■ 「森カフェ」とは…
ヨーロッパを中心に、「カフェ」は本来新聞や雑誌がそこで読め、時の話題について談笑し、情報交換の出来る場所として親しまれています。つまり各々が日常から解放され、好きな時間を楽しむ場です。
さらに北欧には自然に囲まれてありのままの暮らしを示す「フリルフスリフ」や、ゆったりと過ごし、居心地のいい時間や空間を大切にする姿勢を指す「ヒュッゲ」と呼ばれる生活スタイルがあります。これは北欧において自然享受権が国民一人一人に認められ、企業も社員にストレスから離れ、週末には自然豊かな場所で深呼吸をしたり、体を動すことを薦めています。
自然学校の「森カフェ」では幼児から年配の方まで多様な世代を対象に、非日常の空間である「森」を舞台に、各々が自然の中で気分転換し「カフェ」形式で自由に時間を楽しむ空間としています。
■ 普段の生活から離れたちょっとした贅沢な一時…
大人の方には、普段の生活を離れていただき、一人の大人として参加いただきます。人間が本来生きていく上で重要とされている「衣・食・住」を軸に、「自然との共生」や「環境に配慮した低負荷な暮らし」、「持続可能なシンプルな暮らし」に沿った活動を行っています。
時には、子ども達の活動のサポートをお願いする場合もあります。また、ご飯づくりをお願いする場合もあります。普段の生活を離れ、森カフェのコミュニティの中で協働する楽しみを見出し、ゆっくりとした時間を過ごし、非日常体験を楽しんでいただければ幸いです。
■ 小さなお友達にも、大人の方にも…
子ども達への活動は、参加する子ども達の年齢やペース、気持ちに併せて実施します。子ども達が自ら感じ、考え、行動できるようにスタッフは自然と子ども達の間のインタープリター(仲介者)として活動に関わります。
3歳から6歳までのお子様には、自然の中で五感を使って、未知の世界に挑戦する心や楽しむ心、出来ないことが出来るようになる満足感を育みます。7歳から12歳までのお子様には野外での環境教育活動や自然体験活動を通して、私たちを取り巻く自然環境に目を向け、環境に配慮する心を養いつつ、自然の中で経験する「気づき・学び・表現」を重要視し、さらに探求する心を育てます。
青森県津軽地方では、縄文時代から現代につながる「春クマ猟」や「山菜とり」、「キノコ採り」などに代表される自然と共生した暮らしが残っています。これは先祖代々この地方に伝わる「自然への畏敬の念」と、「持続可能な資源管理」による環境を保全する知恵によるもので、「今より未来のために託す」思いがありました。森カフェの活動においても、地域や次世代を担う子どもたちに、この精神と知恵を伝える活動を行っています。
