春シリーズの第2回目。日曜日の森カフェ。「森の畑作りといきもの自然観察」の活動報告です。
つがる野は桜祭りがあちこちで行われ、にぎやかな日々が続いています。
白神山地の山懐のわらはんどの池の雪もすっかりとけてしまい、草花の芽吹きが日に日に濃くなってきました。 今回は、そんなわらはんどの池から春の花畑をめぐり、草花や動物の痕跡を探して野遊びを楽しみました。
わらはんどの池の周りには、色とりどりの草花が咲いていますが、なかなか人目につかない場所。竹やぶの奥にひっそりと広がっています。3歳の子にとって初めての森歩き?おっかなびっくりで「こわい!」が第一声。それでも、中に入って慣れてくると…。まだまだ冷たい沢でお兄ちゃん達と一緒に水遊び。初めての経験でおっかなびっくりだったようです。
ちょっとおなか減ってきたね…。と言ううことで昼ご飯タイム!
今回もかまどに火をつけ、焚き火を起こし、今シーズン初のダッチオーブンでごはん作り。 メニューはホットサンドイッチとシチュー。優秀なコックさんの協力のもと、美味しいご飯となりました。一方で焚き火やかまどだと火加減が難しく、焦げたり・火が通ってなかったり…。火力の調整の難しさを実感しました。
昼食は、いつもの通り、見晴らしのいい場所で!子どもたちは、無心に食べてくれました。
午後からは畑の土の耕して、雪で閉まった土に空気を入れる作業を行いました。
昨年、作付けしていた土は、柔らかくふかふか。大きな(絆創膏をした)ミミズをみることができました。一方で今年初めて起こした場所からは、小さなミミズやカブトムシの幼虫(コガネムシの幼虫)などたくさんみることができ、土環境の違いを学ぶこともできました。
子ども達を含め、参加いただいた新岡ご夫妻を中心に全員で、去年以上の面積を耕しことができました。今年の野菜としてキャベツ、ブロッコリー、レタス、ピーマン、トウガラシ、トマト、ミニトマト、カボチャ、キュウリ計64苗を育てる予定です。次回の森カフェ、5/14(日)では苗の植え付けと、田んぼの田起こしを行います。特に田んぼの田起こしは大人の協力が必須となります。(子どもたちは周りで、ドジョウ掴み放題になります。)一緒に、泥の感触を楽しみませんか?お待ちしております!
(こぼれ話)
畑作業終了後、子どもを連れたって、森に秘密基地建設のミーティングを実施。
その時、草むらが「ガサガサ…。」っと…。
ひょっこり、若いアナグマが登場。アナグマは目が弱いため、耳と嗅覚で周辺の環境を察知します。そこで息をひそめ、5分間じーっと行動を観察することができました。ときおりスタッフのS先生に「静かに!」という小学1年生の真剣なまなざしがとても印象的でした。