2024/11/20 岩木川子ども環境調査隊@弘前市立西小学校
1週間前の事前学習の時はまだまだ秋の気配が強かったのですが、一気に冬の気配が強まった現地学習の日。市内の気温も最高気温6℃と冷えた日となりました。
弘前市立西小学校4年生の総合的な学習の時間の時間のお手伝いをさせていただいています。この授業では、地域の身近な自然や環境について考える時間として岩木川の環境を春、夏、冬の3回で環境調査を行っています。春は「はじめての生き物調査」、夏は「水辺の生き物調査」そしてこの冬は「冬の生き物調査」を行いました。
春や夏は生き物がたくさんいた岩木川茜水辺の広場ですが、冬の広場は???生き物の気配は…あるのか?
校門を出てまもなく。某ショッピングセンターの街路樹にスズメバチの巣を発見。秋前まで葉っぱが茂っていて確認することが出来ませんでした。
その後茜大橋まで来ると水面にたくさんのガンカモの仲間が…。慣れない双眼鏡を使いカモを観察を行いました。カルガモやカワウ、チュウサギなどのほかにも渡り鳥のマガモやコガモ、カワアイサなどが確認されました。
その後広場では、積もった雪の上を歩くタヌキの足跡や冬を越す、タンポポやマツヨイグサのロゼッタなどこの時期でしか見れない生き物の越冬についてふれることが出来ました。
最近、弘前市郊外にもハクチョウやガンカモの仲間が多く飛来しています。津軽地方の水田や河川は北方からと南方からの渡り鳥が中継する貴重な場所となっています。一方で集まった鳥類に餌付けをされている方を目撃します。近年この時期になると「鳥インフルエンザ」の流行が話題になりますが、このような餌付けで感染が広まる可能性があります。鳥インフルエンザの流行は、家禽への影響もあるため、卵や鶏肉の値段があがる原因ともなり家計に影響を与えかねません。
岩木川や弘前公園のお堀、津軽圏の水田にはたくさんの渡り鳥が訪れています。
野生動物との距離を意識し、自然を観察し楽しんでいただければと思います。
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