9月15日から、16日までの1泊2日で、青森県鰺ヶ沢町の赤石川上流のハロー白神キャンプ場で白神ジュニアレンジャーキャンプを開催しました。
青森県鰺ヶ沢町は、白神山地の北側に位置し、白神山地のブナ林から赤石川伝い、日本海に流れる街です。 町の多くにはスギやブナの森が広がり、町内には赤石川と中村川の2つの川が流れており、農業の盛んな地域で、特に「白神山地の水」を利用した稲作が盛んに行われている地域でもあります。
今回は、「赤石川」を舞台に、渓流釣りを中心とした水辺での自然体験活動と、そして実際に捕まえた魚を調理し、命を頂くことができました。
初めての川での活動したが、参加者は前回の白神ジュニアレンジャー参加者や、森カフェ参加者でしたので、到着前から、白神山地の雰囲気を吸収し、活動に向けて鼻息荒い状態でした。 今回は、活動内容が大変濃い為、2回に分けて報告したいと思います。
到着早々、キャンプの準備。なんと薪が足りないことが判明。これではご飯が作れない!と言うことで、早速、森に入って薪集め。先日の台風の所為で、森の中にはたくさんの枝が!それでも大きな枝は、講師の吉川さんが、鉈の使い方を丁寧に教えて頂き、薪に変身。最初はぎこちなかった扱いも、次第には上手になり、ご飯だけでなく、夜の焚き火の分まで集めることができました。
最初は、こんな感じでしたが…。
後半は、しっかりできるように…。
そして、吉川さんからのプレゼント!なんと前々日に山の神様より授かったツキノワグマ。
毛皮と一緒に、貴重な熊肉も!普段接することが出来ない貴重な体験。しかも熊肉も吉川さんに調理頂き、熊肉の串焼と、特製のクマ汁に!
そして、ご飯が出来るまでの間は、川に出向いて早速魚釣りの練習。魚釣りの経験が少ない子が大半だったので、大変かな?と思っていましたが、予想に反してウグイを2匹。昨年は0匹だったので、幸先の良いスタート。冷たい水の中でしたがしっかり竿を持って頑張ってくれました。
またまた、吉川さんからのお誘いで、吉川さんの栗畑に!手前の田んぼはもちろん吉川さんの田んぼで。田んぼの向こうに見える森は、全て吉川さんの森らしいです。森の中からはたくさんの鳴き声が…。
なんと、大半の栗はサルに食べられてしまったとのこと。
吉川さんから、野生動物との関わり方として、猟銃による威嚇射撃のことや、動物を里に近づけないことの重要性を言われ、今まで動物を傷つける行為を「かわいそう」と思っていた子も、里に近づかせないことでお互いが平和に暮らせるということを感じたようでした。
夕方になり、日も傾いてきたので、キャンプ地に戻る事に。戻る頃には、ご飯も完成し、明るいうちに夕ご飯。
豚肉ゴロゴロ野菜たっぷりピラフ@のっぽversion
あっと言うう間に無くなってしまったクマ汁。
全員で、森から拾ってきた栗や、吉川さんから頂いた熊のお肉を山の恵みとして感謝し、心を込めて「いただきます」をして美味しく頂きました。 もぐもぐ、しっかり食べる子ども達。
日が暮れて、温泉に入ってゆっくり一時。その後は、本番の渓流釣りの仕掛け作り。今回はロープワークとしても使える「ちわわ結び」や「ハチ結び」、「連結結び」を身につけてもらいました。
キャンプ地に戻る頃には真っ暗!昼間集めた薪を使って焚き火。焚き火の仕方も、しっかり習って、後半は子ども達が火の番に。薪のくべ方もしっかりできるようになりました。
子ども達が寝る頃には満点の星空が広がっていました。
明日は、今回のキャンプのメイン活動の「渓流釣り」さぁどんな魚と出会えるかな??