【活動報告】早春の森を調査!【4/14】
サクラの開花まで後僅か。西目屋村のわらはんどの森の雪も残すところわずかになりました。開花した草花も、日増しに増えていっています。時折、水辺からはシュレーゲルガエルやヤマアカガエルの鳴き声も聞こえてくるように。さらには餌を探しながら飛翔するクマタカの姿もみることが出来るようになってきました。
今回の森カフェは、小さな参加者がいなかったこともあり、がっつり調査活動を行いました。昨年の夏に行った「SAVE JAPAN プロジェクト-” つがる野もりびと部 -森の厄介者 de 3R大作戦-”」 の追跡調査と今年度の調査に向けて現地調査を実施しました。
ニセアカシアは、河川敷や里山で急激に増えている侵略的要注意外来種であり、彼らが繁茂することで、その他の植物が生育できず、貧弱な生態系になる事が報告されています。
わらはんどの森は、白神山地の玄関口にあり、これ以上白神山地側に広がらないように駆除する必要が有ります。今回は、柏木農業高校の学生さんと一緒に、残雪の残る周辺地域をあるき、駆除活動の成果の確認や植物の生育状況の確認。そして、間伐した材を活用した焚き火と、その焚き火を活用した「棒パン」に挑戦しました。
雪解けが進んだわらはんどの池。森の方は相変わらず…。あと2週間で色が変わるか??
ミズバショウもいい感じに!
高校生は調査に出発。普段歩くことの少ない山での藪こぎ体験。最初は悲鳴が…。次第に慣れてくるとハリエンジュを探して歩くように…。
調査対象のニセアカシアにマークを付けて、次回は駆除のための実験を行います。
昨年、実験的に駆除したニセアカシアの断面。胸高直径は15cm程度で樹齢は20~30年程度。
こちらも実験的にはじめておこなった棒パン作り。焚き火のアクティビティでは、マシュマロやソーセージ焼きが王道ですが、新しい試みとして、生地作りから行いました。
焚き火の熱を活用。もちろん薪は間伐で発生したナラ材です。
青森県の子どもにとってはおなじみの「棒パン」ですが、生地から作る事はあまりありません。ましてや焚き火を囲んでやる事は少ないかな?
味付けや生地の発酵に関して、まだまだ改良の余地がありますが、なかなか楽しいアクティビティになりそうです。
今回は、春の陽気に誘われて、普段歩かないところまで歩きました。これからは、野遊びが楽しいシーズンでもあります。動物の痕跡を探したり、綺麗な草花をさがしたりなど、一緒に野山に行ってみませんか?
帰りのオマケ。ちょっと珍しいイワウチワ。本格的な春まで後僅か!
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○次回の森カフェの案内
4/28(日) 森カフェvol'69 春山トレッキングとにこく採取(わらはんどの池)
5/12(日) 森カフェvol'70 山菜摘みとや草花標本作り(わらはんどの池) 5/26(日) 森カフェvol'71 田んぼの代かきと畑作りWS(わらはんどの池) 6/09(日) 森カフェvol'72 田んぼの田植えと森遊び活動(わらはんどの池)
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