白神ジュニアレンジャーキャンプChallengeコース1日目の活動報告です。
朝、弘前市を出発し、途中、白神山地を代表するブナ巨木である「マザーツリー」を見学し一路、白神山地へ移動しました。奥赤石林道ゲート前にて今回の講師で、白神山地に詳しい吉川隆さんと合流し、まずは活動に際しての諸注意など準備・確認を実施し、テント並びに野営地の設営を行いました。参加者の子ども達は本格的な自然の中でのキャンプに驚きを隠せない様子。
設営後は再び車に乗車し、今回の日本海までのロングトレッキングのスタート地点である赤石川の上流域に向かって移動。奥赤石林道のゲートをくぐり、獣の世界へ。この日の赤石川は川幅が10m以下の瀬淵が連続する渓流の様相を呈し、また後背地に山の裾野が連続し周りはブナ林が広がっています。
13時、日本海に向けてのトレッキングをスタートしました。初日は奥赤石林道のゲートまでの約6㎞を歩く予定でした。途中、吉川さんより食べることのできる植物や匂いのする樹木、マムシを実際に捌くところなど子ども達は興味津々で目をくぎ付けになっていあました。さらに倒木が次世代の樹々を育てる上で重要な要因であることを学び、倒木が経年によりキノコや動植物によって腐食し、栄養価の高い土となり、実際に触れることでたくさんの水分を含んでいることを学び土がとてもかない年月をかけ、豊かな大地を育むことを学びました。子ども達は車の移動では決してできなかった体験や学びを得ることが出来ました。
残すところ後1㎞地点で突然の夕立に遭遇し、全員がずぶ濡れに…。しかし、汗で全身がべたついており大変心地よいシャワーで、子ども達も濡れることへの抵抗もなく、川遊びをしている感覚で歩ききることが出来ました。ゴールの奥赤石林道に到達したころには雨は上がっており、予定より早い15時には目的までケガもなく全員で歩ききることが出来ました。
夜は、今後の全体コースと翌日のコースを地形図で確認し、全員でどこまで歩くか相談し決め、当初の予定では8㎞先のくろくまの滝までを予定していましたが、子ども達は15㎞先の熊の湯まで歩くことを決め、今後の行程に余裕を持たせる計画を立てました。計画立案後、8時前には就寝し明日に備えた。
<7/30 6.0㎞ 2時間30分>
夜、トイレにおきると、林の中からテントまでホタルが漂う姿と、日中の夕立を忘れさせる星空がとても印象的でした。
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